2013年9月14日(土)、東京都中央区勝どきにて、日本最大級規模の都市型マルシェ「太陽のマルシェ」。
その名にふさわしくぴかぴかの晴天に恵まれ、ご家族連れをはじめ、たくさんの方々にご来場いただきました。そのイベント初日のようすをレポートします。
※当初予定されていた翌日15日の開催は台風の影響により中止となり、9月14日1日のみの開催となりました。
どこで?開催されるの?
東京都中央区 勝どきエリア
会場となるのは、ふだんは近隣の方や、多くの子ども達でにぎわいを見せる月島第二児童公園、この勝どきエリアは周月島・豊海町・晴海とともに、古くから隅田川を中心とした東京のベイエリアとして、発展を遂げてきました。環状2号線が開通し、高層マンションが次々に建設されるなど、住環境も整えられてきました。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村として整備された 晴海が住宅・商業・公共施設などへと用途を変え利用が開始されるなど、 さらなる街の発展に期待が寄せられてるエリアです。
いつ?開催されるの?
毎月定期開催
第2土曜日・日曜日
毎月第2土日の日2日間、マルシェで買い物や飲食を楽しむことが、地域のみなさんにとって週末の過ごし方の習慣になるよう、定期的に開催しています。
カラフルで個性あふれるキッチンカーがずらりと並ぶ飲食エリア。「太陽のマルシェ」初出店!から近隣の人気店まで、新鮮な食材を使ったさまざまなメニューがスタンバイ。ランチ時には長い行列ができるほどに!
HOKURO
朝採りの新鮮野菜をおいしくおしゃれに
元気いっぱいの掛け声でがぜん盛り上げていた中村有希さんが、お姉さんや同じカフェやバールで働いていた仲間たちと始めた「太陽のマルシェ」で初デビューのお店。メインはハーブチキンと八ヶ岳産の朝採り野菜をたっぷり使ったトルティーヤ。山梨県産の季節のフルーツをスパイスとともに漬け込んだサングリアとともに、自然まんまのおいしさを、おしゃれなカフェアレンジで。
【Pick up】キャベツ、レタツ、レッドオニオンとハーブチキンをとうもろこしから作るパンで包んだチキントルティーヤは、食べやすさが◎。フルーツサングリアとのセットで1000円。
Urth Café
LA発!
話題もちきりのオーガニックカフェ
アメリカ初のオーガニックコーヒーの会社で、今春代官山に日本1号店をオープンした話題のカフェが本マルシェに登場!“エアルーム”と呼ばれる原種の木で自然栽培されたコーヒーは、カフェインが少なく、身体に負担をかけないわりにしっかりとしたボディ感のある味わいが特徴。おいしさだけでなくすべてにおいて環境への配慮がなされており、意識の高さをひしひしと。
【Pick up】味はしっかり、でも後味はすっきり。コーヒー好きならずともやみつきになることうけあい!のアイスコーヒー(写真はLサイズで500円、レギュラーサイズ(450円)もあり)と、エアルームトマトを使ったサンドイッチ650円。
Heart.C
ヴィーガンなのにこんなにおいしい!
お昼を過ぎてもお客さんがひっきりなしに訪れていたこちらは、動物性の食品を一切使わないヴィーガンレシピのカフェ。「誰が食べてもおいしいと感じるものを提供したい」と店長・早乙女菜摘さんの言う通り、メニューはどれもスパイスやハーブを効かせた、食べ応えのある味わい。食材も季節に合わせた状態のいいものを仕入れ、いいエネルギーが入るように心がけているとか。
【Pick up】直火でトーストしたパンにアボカドなど少しずついろんな味が楽しめるベジプレートディッシュ。ランチプレートは¥850。
会場のメインを占めるは、色とりどりのフレッシュな野菜や果物に心おどる物販エリア。味の特徴や農法のこだわり、調理法などを生産者から直に聞けるとあって、積極的にコミュニケーションをとりながら買う姿が印象的でした。
山藏農園
トマト本来の味がぎゅっと詰まってる
「これが本来のトマトの味。おいしさの基準にして欲しい!」と豪語するのは、30年前より飛騨高山でオーガニックトマトを作り続ける山藏農園。甘み、酸味、旨味のバランスのとれた味わいは、まさに天然100%のおいしいさ。ミディやプチトマトなど種類も数多く、調理法によってどれが適しているかをアドバイス。
【Pick up】今力を入れているのは「エアルームトマト」と呼ばれる原種のトマト。色も形もまちまちの約50種類ほどあり、中には見たことのないようなユニークなものも。
あいよ農場
若い農家たちが作る元気をもらえる野菜たち
2009年発足、メンバーは13~14人で、なんと平均年齢30歳!若い世代の新規就農者たちが千葉県の東金市に集い、おたがい協力しあいながら、また消費者と直にふれあいながら、彼らならではのやり方で取り組む、新しいタイプの農家集団。野菜はいずれも味が濃く、甘みがあるのが特徴。自然の恵みとあふれる元気をいただきに人がわんさか!
【Pick up】この日は加工担当のなっちゃんが腕によりをかけて作ったにんじんジュースが大人気。もちろん無添加、自然の甘さをごくごくと!
政義
珍しい東京の伝統野菜に熱いまなざしが!
対岸にある築地市場内の仲卸として、創業46年の歴史ある八百屋さんも出店。ずっと目の肥えたプロを相手に商売をし続けてきただけあって、他ではなかなか目にすることのない珍しい野菜に惹かれて、ブースに人が鈴なりになっていました。
【Pick up】彼らが力を入れて取り組んでいるのは、江戸野菜と呼ばれる伝統野菜の数々。あちこちで眠っていた種を集め、協力農家によって復活させたとか。個性と主張のある味わいはぜひ一度試して!
注目を浴びる「食育」の観点のもと、楽しみながら、食のことをひとつ深く知るきっかけとなるようなワークショップや催し物が行われたコーナー。
特に子どもたちが新しい何かを知るきっかけとしての役目を果たしていました。
トマトすくい
お祭りの露店でみかける金魚すくいやスーパーボウルすくいの要領で、水槽にぷかぷか浮かぶいろんなプチトマトの種類を学びながらすくうゲーム。300円ですくっただけ何個でも、1個もすくえなくても3個もらえるので、子どもたちが気軽にチャレンジしていました。
トマトつぶしワークショップ
イタリアの天才トマトブリーダー(育種家)マウロさんらが日本人向けに開発したオリジナルブランドの品種「シシリアンルージュ」。この味の違いをより知るため、ジュースにするトマトつぶしのワークショップを開催。当日は、トマトのあまりの人気に一時実施が困難になるハプニングも!
絵てがみワークショップ
「ここを東北復興支援の窓口にしたい!」とブースを出店するのは、社団法人「brave action」。石巻のかにみそや気仙沼のおつまみこんぶなどの物産販売の脇で、「家族や地域など、横のつながりを大切に」という思いをこめ、絵てがみワークショップを無料で開催。「描くこと」を通して、さまざまな人たちの交流にひと役買っていました。
食は味わうだけでなく、カラダで感じるもの。
それを体験させてくれるコーナーも設置。家族みんなで参加するワークショップなど、新たな食の魅力を感じるさまざまな仕掛けがたくさん用意されていました。
蜜ろうキャンドル
ワークショップ
「渋谷には明治神宮など、意外と花と緑が豊富で、おいしいハチミツが獲れるんです」と言うのは「渋谷のはちみつ」を主宰する佐藤勝さん。その蜜ろうを使ってキャンドル作りのワークショップが行われていました(500円。「渋谷のはちみつ」付き1000円)。巻く加減など難しい工程もあったものの、子どもたちは夢中になって挑戦していました。
ライブソーイング
LOVE&PEACEを旗印に活動する子ども服メーカー「Boo-Hoo-Woo」。太陽のマルシェで多くのブースを出店する中、とりわけ注目を集めたのが、破れた洋服に好きな生地をあて、その場で補強や装飾をしてくれるライブソーイング。「太陽の下で、そのプロセスを間近にしながら、オンリーワンのものを完成させる。この面白さを体験して欲しい」
手作り石鹸ワークショップ
原材料と、それができあがる環境と技術。そのすべてにおいて細心の注意が払われる「サスコット」が主宰する、石鹸作りのワークショップ。粘土を練るような感覚で、楽しみながら作れる場を、ここ「太陽のマルシェ」で開放していました。そこには「原料のこと、そして作られる過程を、もっと知って欲しい」という思いが込められています。
イベントの内容につきましては、季節に合わせた催しをお届けできるよう、常にさまざまな企画が進行中です。次回の最新情報は、下記よりチェックいただけますので、ぜひご覧ください。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。