太陽のマルシェ
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シフォンタイム

美味しさの秘密は
独自製法でつくる
“気泡”にあり

「昔からお菓子づくりが好きで、シフォンケーキは15年くらい前から夫と一緒に趣味でつくり始めたものでした。知り合いの方々に折に触れ配っているうちに“美味しい”というお声をたくさんいただくようになり…」ご主人の仕事の関係で勝どきの町会長さんにも差し上げたことがきっかけで、マルシェへの出店の声がけをいただいたのが11年前のこと。その頃から、シフォンケーキ専門店として本格稼働するようになったという「シフォンタイム」。その大きな特徴は、なんといっても素材にあります。新潟県産のお米と北海道産小麦のほか、きび砂糖やはちみつ、四季折々の食材を厳選し、国産素材を使用。保存料・着色料は一切使用せず、果物は生の状態から加工するというポリシーも。さらに、しっとりもちもちの食感と芳醇な香りを生み出す独自の製法にもこだわりを持っており、その秘密は“気泡”にあると話します。「きめ細かく目の詰まったシフォンケーキも多い中、私たちはあえてきめの粗い生地に焼き上げています。というのも、素材の香りは気泡の中から香るからです。気泡を生み出す製法でもちもちの食感に仕上げるだけでなく、素材の持つ芳醇な香りも際立つようにすることが、我々のモットーです」シフォンケーキならではのしっとりとした食感だけでなく、ケーキに込めた旬の香りと後味まで楽しんでほしい。そんな細やかな思いが、出店当時から変わらない「シフォンタイム」の美味しさの秘訣となっているようです。

美味しさの秘密は独自製法でつくる“気泡”にあり 美味しさの秘密は独自製法でつくる“気泡”にあり
マルシェのネットワークが確かな品質の礎に マルシェのネットワークが確かな品質の礎に マルシェのネットワークが確かな品質の礎に

マルシェの
ネットワークが
確かな品質の礎に

生地のベースとなるお米や小麦以外の素材は、産地も農家もさまざま。「“どこそこの産地のものが良い”というクチコミや流行りだけに流されず、自分が食べて良いと思ったものを使うよう心がけています」と話す商品開発を担当する仙台君枝さんに、新たな食材の見つけ方について聞いてみると、「ありがたいことにマルシェの出店者さんたちに声をかけてもらえるんです」という思いがけない答えが。いろんな方から食材に関する情報をいただき、使ってみて良かったものは翌年以降も続けて送っていただけるよう取り計らってもらうなど、ここでのネットワークが大きな力になっているのだそうです。「卵もそうですし、和栗もブラッドオレンジもあんずも、すべて太陽のマルシェの出店者さんを通して取り寄せている素材です。おかげさまで、いつでも確かな品質のものをお客様に提供できていますし、出店当初に比べて味のバリエーションも大幅に増えました。たくさんの繋がりとご縁に感謝するばかりです」

“三本の矢”で守り続ける
シフォンタイムクオリティ

こうして取り寄せたさまざまな素材を用い、新製品の開発にも余念がない仙台さん。新たなフレーバーを求めて、日々研究を重ねているそうです。「分量通りにはいかないところに、ほかのケーキづくりにはないシフォンケーキ独自の面白さがあります。気温や湿度、果物の皮に含まれる水分量によっても配合が変わるので、昨日はちゃんと膨らんだのに今日はうまくいかないなんてことも珍しくありません。もともと“こうすればこうなるんじゃないか”という仮説を立てて取り組むことが大好きなので、いつも楽しく試行錯誤しています」お客さんの好みは年々変わっていくので、10年以上続けた今でも、まだまだやることは盛りだくさんなのだとか。そんなこんなで、ご主人と2人で始めたお店は、今では息子さんも加わった3人体制に。「息子は美術系の大学で石膏を専攻していたので、それに通じるものがあると整形を手伝ってくれるようになりました。新しい味の開発や具材の加工などは引き続き私が行っており、夫はケーキの型抜きとカットを担当しています。いわば、三本の矢ですね(笑)。それぞれの役割分担があり、各々がそれをしっかりこなしてこそのシフォンタイムクオリティなので、これからも家族みんなで頑張っていきたいです」

“三本の矢”で守り続けるシフォンタイムクオリティ

太陽のマルシェから質問

  • 個人的に
    一番好きな商品は?

    「米粉ラムレーズンくるみシフォンケーキ」です。ベースになる米粉のほか、生地に使用している水分はすべて赤ワインなんです。そこに、くるみと自家製のラムレーズンを入れて、味付けの仕上げにシナモンをふっています。それぞれの素材が絶妙にマッチした大人の味わいになっていて、おすすめの一品です。

  • おすすめの食べ方や
    アレンジ方法は?

    クリームやアイスクリームを添えるアレンジもありますが、まずはこのまま食べていただきたい。それが、最もおすすめの食べ方です。

  • 休日は
    何をされていますか?

    休暇がとれたらオートバイでツーリングをしたり、映画やショッピングを楽しみたいです。

  • この仕事で一番楽しいことは何ですか?

    新しいメニューを考案することです。お客様がケーキを口に入れた時に「これはいちご」「これは栗」というように、瞬時に素材の味を感じていただけるようなフレーバーづくりを心がけてきました。どれだけ味を感じてもらえるか。その配分を考えるのが一番楽しいです。

  • これから挑戦してみたいことは何ですか?

    今は使用するすべての素材を発送してもらっているのですが、今後は広島の離島や九州など、仕入れ先の農家さんを一軒一軒訪ねて直接手にとった食材を使ってみたいです。

  • 太陽のマルシェに
    ご来場いただくお客さんへ
    メッセージを。

    お客様一人ひとりが買ってよかったと思えるようなシフォンケーキをつくっていきたいです。これからもよろしくお願いいたします。

シフォンタイム

[ADDRESS] 東京都足立区扇1-33-15
[TEL] 03-5691-5728
[URL] http://chiffon-time.com/

シフォンタイム出店の有 / 無は 下記スケジュールページより
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