太陽のマルシェ
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味噌蔵たかむら

名月の里が生んだ
由緒ある味噌

善光寺平を一望できる標高約500mに位置する名月の里・姨捨の棚田。現在も大小1,500枚の水田が昔ながらの形で残る由緒ある棚田のふもとに位置する「味噌蔵たかむら」は、1919年(大正8)の創業から105年もの間、この地でこだわりの信州味噌を醸造しています。「当店の味噌はすべて国産原料を使用しており、特に主な原料となる米と豆に関しては創業以来ずっと長野県産にこだわっています」と、地産地消への思いを熱く語るのは、マルシェへの出店を担当している専務の高村佑樹さん。米麹の割合が多いため一般的な信州味噌と比べて甘口なのも特徴とのことで、「味噌の味の基礎となる米麹の製造は非常に繊細な作業で、日々変わる麹の声に耳を傾けながら手間暇かけて良いものをつくり上げています」と、老舗ならではの職人技にも自負を抱きます。こうしてできた麹と大豆・塩を混ぜ込み、じっくりと発酵させることで、素材の味が渾然一体となった深いコクと旨味を持つ味噌が生まれるのだとか。

名月の里が生んだ由緒ある味噌 名月の里が生んだ由緒ある味噌
醸造方法により異なるそれぞれの美味しさを楽しんで 醸造方法により異なるそれぞれの美味しさを楽しんで

醸造方法により
異なるそれぞれの
美味しさを
楽しんで

原料や熟成方法によって異なるという味噌の銘柄は、およそ10種類。「麹とお米・大豆の割合が違ったり、使っている塩が違ったり。使用する原料の産地も違えば、熟成場所や期間もそれぞれで異なります」そのうち、マルシェで販売しているのは比較的甘味の強い「田毎」「名月」「薫」「棚田」の4種類とのこと。「『田毎』は当蔵の人気No. 1味噌です。米麹の甘味と風味・旨味のバランスが絶妙で、初めて購入されるお客様にまずおすすめしたい一品ですね。『田毎』をベースに、使用する塩を沖縄の海水塩に変えたのが『名月』。そのまま舐めても甘味を感じるまろやかな塩なので、味噌の塩味もまろやかで上品に仕上がっています」同じく沖縄の海水塩に、長野県産の米と1等大豆を使用した『薫』は、上品な香りと味わいが特徴。出汁をとらずとも美味しい味噌汁がつくれるので、シンプルな具材の味噌汁や酢味噌、生野菜のディップソースにおすすめなのだそうです。一方の「棚田」は、日本遺産にも認定された姨捨の棚田米と沖縄の海水塩を組み合わせた限定天然醸造味噌。1年で最も寒い1月下旬~2月上旬に仕込む「寒仕込」の味噌で、力強い風味と旨味が魅力なのだとか。「『棚田』は当蔵の味噌の中で一番熟成期間の長い味噌です。長期熟成の味噌は乳酸菌が豊富に含まれるので、健康にもいいんですよ」そんな高村さんのお気に入りを伺ってみると、「名月」との答えが。まろやかな塩味が食べやすく、日頃からさまざまな料理に用いているのだそうです。こだわりの醸造方法や味わいの特徴を聞いていると、すべての種類を買い占めて食べ比べてみたい衝動にかられてしまいます。

日本の豊かな恵みを
長野から全国、そして世界へ

味噌づくりに使用する原料や、味噌そのものを使った多彩な横展開商品も「味噌蔵たかむら」のもう一つの魅力。醤油や味噌漬けのほか、「ふき味噌」「赤唐味噌なめたけ」「おばすて味噌蔵カレー」といったご飯のおともから「味噌せんべい」「味噌キャラメルポップコーン」などのお菓子まで、数多くのオリジナル商品を手がけています。中でも、自家製米麹100%でつくった甘酒は、天然のやさしい甘みが評判の人気商品なのだとか。また、長野県千曲市産のあんず(信州大実)や信州さらしなの里のりんご(紅玉)を使ったコンポートも販売。「地元の千曲市は“日本一のあんずの里”とうたわれる場所です。あんずに限らず、長野県は多くの作物が実る自然豊かな地なので、地元にある自然の恵みを使った製品も手がけています」と、ここにも地産地消へのこだわりが。味噌はもとより、長野県で生産される多種多様な美味しさを全国に届けたいとの思いが伝わります。「これからも、いろんな形で長野の恵みを皆さまに提供していきたいですし、信州味噌の産地である“味噌王国”の長野県から、世界に向けてもその美味しさを発信していきたいです」

日本の豊かな恵みを長野から全国、そして世界へ

太陽のマルシェから質問

  • ちょっと変わった味噌の
    使い方や、おすすめの
    食べ方は?

    幼い頃からおにぎりには塩をふらず、味噌を塗って食べていました。握ったご飯に薄く生の味噌を塗って、焼かずに食べるのがポイントです。とても美味しいので、ぜひ試してみてください。

  • 休日は
    何をされていますか?

    お休みはあまりないのですが、長野県なので冬はスキーを楽しんでいます。

  • この仕事で一番楽しいことは何ですか?

    マルシェには8年ほど前から出店していますが、以前購入していただいたお客様に「美味しかったからまた買いに来ました」と言っていただける瞬間が一番嬉しいですね。

  • 太陽のマルシェに
    ご来場いただくお客さんへ
    メッセージを。

    長年ご贔屓にしていただいているお客様もいらっしゃり、ありがたい限りです。これからもご愛顧のほど、よろしくお願いいたします!

味噌蔵たかむら

[ADDRESS] 長野県千曲市羽尾1320
[TEL] 026-276-0591
[URL] https://misogura.co.jp/

味噌蔵たかむら出店の有 / 無は 下記スケジュールページより
最新情報をチェックしてください。

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